エピソード2(13)

 報恩抄の途中で、
『竜樹の大智度論』

『不空の菩提心論』
とでは即身成仏についての見解が違うということで、御書で調べてみたら『太田殿女房御返事』という御書に詳しく書かれていたので引用学習愚釈してましたが、
この御書の最後のほう(1008頁6行目〜)にはこう書かれています。

「外典三千余巻は政当(せいどう)の相違せるに依つて代は濁ると明(あか)す、
内典五千・七千余巻は仏法の僻見に依つて代濁るべしと あかされて候、」

(外典の3000余りの書物には、政治の乱れにより世の中が濁(にご)ると明かされていて、
内典(仏教)5000〜7000余りの書物には仏法の間違った歪んだ見解によって世の中が濁ると明かされている)

「今の代は外典にも相違し内典にも違背せるかのゆへにこの大科一国に起りて已に亡国とならむとし候か、不便不便。」

(今の世の中は、外典にも内典にも背いているので、この乱れが一国全体に影響を及ぼして、この濁りのために国が亡んでしまうんじゃないだろうか…ふびんなことだ。ふびんなことだ。)

と国の行く末を嘆かれて、警鐘を鳴らされております。

(※現実に昭和20年に敗戦亡国の現証が出てしまいました。
同じ轍は踏みたくないです!)

(愚釈エピソード2終わり。)



(報恩抄愚釈へ続く^^)



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エピ2追加愚考

 報恩抄に戻ろうと思ってましたが、エピ2の追加愚考を書いておきます^^

何故あの不空が、「唯(ただ)真言だけが即身成仏できる」「(真言以外の)諸教の中には欠けていて書いていない」などというデタラメを言うに到ったかは、【不空】があのエピ1の善無畏(ぜんむい)や一行阿闍梨(いちぎょうあじゃり)が本来の権教としての大日経をそのまま渡らせたら誰も信仰しないことを感じとり、捏造して経の意味を書き換えて渡らせたのと同じように、自分の渡らせた真言関係の経に愛着があり、また、当時の目の上のたんこぶである天台大師の優れた釈があるために、嫉妬を抱き、不空はこのような書き換えをして本来の仏教をねじ曲げてしまったのです。(怒)



(続く^^)



追加愚考続き

(愚考続き^^)

(1007頁17行目)に、
「此(こ)れ ヒトエに修羅根性(しゅらこんじょう)の法門なり」
と大聖人は不空の『菩提心論』のことをこう仰っています。

そして天台の釈を述べておられます。
「天台智者大師の文句(もんぐ)の九に寿量品の心を釈して云(いわ)く
『仏(ほとけ)三世(さんぜ)に於(おい)て等(ひと)しく三身(さんじん)有(あ)り 諸教(しょきょう)の中に於て之(これ)を秘(ひ)して伝(つた)えず』
と かかれて候、
此れこそ即身成仏の明文にては候へ、」
(天台は寿量品の心(寿量品で言おうとしていること)を釈しておられます。
『仏は永遠の生命が一切衆生に等しく具わっている。【有り】と言っている。(法華経の寿量品以外の)諸教では、これを秘して伝えていない。』と書かれています。
これこそが(法華経寿量品で明かされている一切衆生の)即身成仏の明確な文釈であります。)

と述べられています。^^

この天台の釈を【不空】は揉み消そうとして、言い方を天台に真似て、「唯(ただ)真言が即身成仏できる」と限定して仏意をねじ曲げ、「(真言以外の)諸教には欠(か)けている」と根拠の無い捏造釈の『菩提心論(ぼだいしんろん)』を造ったのです。((怒))
そして、「法華経こそが妙にて候へと申す釈なり」と把握されている竜樹菩薩の名前を持ち出したのも、天台が竜樹の大論(鳩摩羅什 訳)を参考にしているのに対抗して、不空は愛着ある真言関係の経に信憑性をもたらす為だけに、「この『菩提心論』は竜樹が説いたものだ」と でっち上げをはたらいたのです。((怒))

「不空三蔵此の釈を【消さんが為に】事を竜樹に依(よ)せて」
(1008頁1行目)

不空は天台の釈を揉み消してしまおうと思い、竜樹の名前を利用したと大聖人は見抜いておられます。

(【消さんが為に】
って、知らずに菩提心論の間違い釈を造ったんじゃないですな!
【消さんが為に】
って、完全に悪意ありですな!(怒))

「僻事(ひがごと)の起り此れなり」
(1006頁2行目)

この不空の『菩提心論』から日本の真言宗関係がむちゃくちゃになりだしたと、起こりだと大聖人は警鐘を鳴らされております。




(すいません^^
ようやく
報恩抄愚釈へ続く^^)






報恩抄愚釈90

(「されば釈迦如来・天台大師・妙楽大師・伝教大師の
【御心】
は一同に 大日経等の 一切経の中には
【法華経】
は すぐ(勝)れたり という事は 分明なり、
又 真言宗の元祖という 竜樹(りゅうじゅ)菩薩の
【御心】も かくのごとし、『大智度論(だいちどろん)』を能(よ)く能く尋(たず)ぬるならば
【此の事】分明なるべきを
不空が あやまれる『菩提心論(ぼだいしんろん)』に
皆人(みなびと)
ばか(欺)されて
【此の事】
に迷惑せるか。」…)



(報恩抄愚釈続き^^)
(305頁5行目〜)

 また、石淵(いわぶち)の勤操僧正(ごんそうそうじょう?)という人のお弟子さんで
【空海(くうかい)】という人がいてます。
のちには、
【弘法大師(こうぼうだいし)】と名乗られました。




((-_-)また変わったやつ出てきたで!)




(続く^^)













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